お庭の豆知識|プロがお教えする植物との上手な付き合い方

庭の中の造形美・石造品

立灯籠

春日(岡崎型)

春日(庵治型)(あじがた)

六角型・火袋に鹿と三笠山などが彫り込まれている、愛知県岡崎で作られている春日灯籠。 六角型・香川県庵治で作られている型で六角形の
地輪や火袋の細工が特徴。
奥之院

柚木(ゆのき)

六角型・中台に十二支の動物が彫り込んであり、地輪が2段になっているのが特徴。火袋に獅子や牡丹の花が彫り込まれることも多い。 (柚ノ木)地輪は六角、竿は円柱、
中台より上は八角。本歌は奈良春日大社。
蓮華寺(れんげじ)

古代蓮華寺

六角型・笠の瓦葺きを表す仕上げに特徴がある。本歌は京都市左京区蓮華寺。 高さ4尺程度のものが多く、
蓮華寺型の古い型と言われている。
濡鷺(ぬれさぎ)

善導寺(ぜんどうじ)

雨中に佇む鷺の風情に似ているところから名付けられた。半円形の笠が独特。 六角型・火袋に茶碗、炭取り、火鉢、火箸、茶釜に柄杓、五徳などの茶道具が彫り込まれている。どっしりとした独特の形が特徴。
仏前型

勧修寺(かんしゅうじ)

寺院によく据えられる灯籠。 笠が大きく極めて薄くむくっているのが特徴の四角型の灯籠で京都市山科区勧修寺にある。
永徳寺(えいとくじ)

五重塔

江戸時代に造られた正四角形の灯籠。 庭では山に見立てた場所によく据えられる。屋根の反りや火袋の細工が特徴。
七層塔

十三層塔

七重層塔ともいう。元々、寺院にあるものを模作して庭に取り入れられた。 層塔は、三、五、七、九、十一、十三と奇数が原則。軸部には、四方仏や梵字が彫り込まれることが多い。
神前型

西之屋(にしのや)

神社に据えられる四角型灯籠で、多様な型が見受けられる。 (西ノ屋)神社の参道に据えることが多いが、庭においてもよく使われる。
みよし

道灯りや道しるべとして据えられる灯籠。