緑と温湿度
暑い夏の日に木陰に入ると、涼しく感じます。強い日差しは、木の葉で止められ、地面へは届きません。木の葉は日差しを受けて炭酸ガスを吸って酸素や水蒸気を出す炭酸同化作用を活発に行い成長します。
水蒸気が蒸発するときには周囲の空気から蒸発熱を奪い、気温は低下します。
そのため日差しのない木では気温も上がらず涼しいのです。
「緑」は天然のクーラーといえます。木のはが強い日差しを受け止め、過ごしやすい温度に調整します。
「緑」は天然の湿度調節装置でもあります。葉は水蒸気をまわりの環境によって調整します。