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お庭のQ&A|造園協会会員がご質問にお応えします

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    毎日水を遣っているが木が衰弱してきたのですが?

    木が傷むのにはいろいろな原因があり、症状や状態によってその判断は様々です。
    その中でも最も多く見受けられるのは水管理によるものではないでしょうか?
    水は樹木にとって必要不可欠であり、切らしてはいけないのはもちろんですがただ遣ればよい訳ではありません。
    質問のように毎日水を遣る場合は根鉢の上層部のみの散水になりがちです。
    その場合根は水分を求めて上へ上へと伸びていき、土の表面の乾きやすいところに根が張ってしまいます。
    その結果として保水性の高い地下に根が張らずかえって樹木は痛み易い状態になってしまいます。
    また、水を遣り過ぎて土壌がしけてしまっている場合も樹木の衰弱を招きます。
    理想的な水遣りの方法として、水は毎日遣るのではなく乾いたらたっぷり遣って2~3日あけることです。また植え付け時には根鉢の底までしっかり遣ることを心がけてください。