一般社団法人滋賀県造園協会｜緑あふれる湖国づくりのために…。

　このお宅は、家が建てられる前に庭が出来ました？敷地一杯に有効利用されており、車庫のスペースをとるために、全体を2mの野面石積で施工して敷地造成に取り掛かりました。半分の家の基礎が施工された後に、造園工事に取り掛かりました。おおよそ造園工事が終わり、いよいよ家の新築工事が始まりました。

建物は数奇屋作りであり、それに似合う和風庭園を心がけました。奥行きがあまりなく細長い敷地でありますが、大ぶりな石組を配置し、高低差を利用して奥行きを演出しました。橋は三重にして趣を出し遠近感を！！

施工して早10年以上が経過して、石や木と地被類がなじみ、石にはコケがのり、たまには鳥のほおづりを聞こえるようになりました。2年ほど前に、新しく息子夫婦の家も建てられ、親子孫と三代で住まれた住み心地の良い家庭です。